オンライン講座の詳細を見てみよう

家計簿の新常識!税理士である私が実践している家計管理術

読み終える目安:約 7 分

税理士がっきー

サクっとまとめます
  • 家計簿は毎月つけなくても大丈夫!
  • 私は財産目録で管理しています
  • 毎月1日に2時間ほどあればOKです
  • 毎月1日に通帳記帳しましょう
  • 時価があるものは時価で把握
  • エクセルで管理すると便利です

家計簿つけたことありますか?

私はありません!

私は「財産目録」で管理しています

一度だけ1か月分のレシートを集計したことはあります。

でも集計はしたけど家計簿にはしていません。

家計簿って超面倒くさくないですか?
あっ言っちゃった(笑)

私は税理士ですので、これまで毎日たくさんのお客様の会計帳簿を作成していました。

会計帳簿って確定申告で使う帳簿なのですが、家計簿より複雑だったりします。

そんな慣れている私でも、やはりストレスでしたし労力をたくさん使いました。

そもそも、こういう作業が大きらい!

嫌いすぎて、何と今では、記帳代行や申告書作成といった伝統的な税理士業務を行っていません。

それくらい嫌いなのですね!

レシートを全部集めて整理して

「お店ごと」とか

「内容別に」とか

「日付順に」とか

に並べ替えて、電卓で集計してみたいな。

こういう地味な作業を毎日、毎月、毎年行うの「いやだな~」となるのも当然です。

もちろん「続かない人が続出」となるわけです。

そこで今回ご紹介するのが、超画期的な財産管理手法であるこの方法!

家計簿の新常識!税理士の私が実践している家計管理術

私は常日頃から、こんなことを考えて実践してきました。

私が大切にしていること
グンとラクをする
時短
完璧を目指さない
スッキリ
やらないで解決
手ばなす
ひと工夫
シンプルな思考

超面倒くさがりの私が、この方法で管理しだしたのが平成14年。

もう16年間、毎月実践している方法です。

うちの嫁には、

『先月はうちの財産が●●万円増えたよ!』
『なぜなら・・・・だったからね。』
『今月は・・・・していこうね。』

みたいに報告しています。

それも翌日の月初1日にです!

そもそも「家計簿」とは?

家計簿について調べてみると、こんな感じで説明されています。

家計簿とは、家計において一家の収入・支出などを記入する帳簿のことである。 確固とした基準が無いため多種の様式が存在する。 現金及び現金同等物の収入支出の記録が主であるのでキャッシュ・フロー計算書に似ている。 一般的な目的としては収入以上の買い物をしないようにし、家計を健全に保つために用いられる。

むずかしい言葉もあって、よくわからないかもしれません。

要するに、「入ってくるお金」のことを「収入」といいますが、ここでは「現金が入ってくる」と思ってください。

サラリーマンの方なら、お給料から社会保険料や税金を天引きされた後の「手取り金額」だと思ってください。

「出ていくお金」のことを「支出」といいますが、ここでは「現金が出ていく」と思ってください。

例えば、「コンビニでジュースを買った際の支払金額」だと思ってください。

あと「現金が出ていく」には「電子マネーからの支払い」や「通帳からの引き落とし」が含まれると思ってください。

家計簿をつける目的ってなに?

そもそも「家計簿をつける」ということは、「お金の出入り」の結果を記録することになります。

この「お金の出入り」を集計した結果が「プラス」であればいいのですよね。

でも、結果をみて「よかったね」で終わらせてはいけません。

内容をしっかり見ておかないと、来月は10万円の赤字になるかもしれません。

来年にはお子様の私立入学が控えていて、今以上にお金が必要になるかもしれません。

夢のマイホーム取得に向けて頭金を貯めている最中かもしれません。

生活に必要なお金を貯める目的で家計簿を使っている方が多いと思います。

そのためには「如何に無駄な支出を減らすか」がテーマとなるので、支出の中身を分析しなければなりません。

でも、家計簿は一月だけやれば、とりあえずいいんじゃないかなあと思っています

その一月の分析をしっかりやれば、そうそう生活レベルでも変わらない限り大きく金額が変わるとも思えません。

毎月決まった支出というものがあって、例えばこんな感じかもしれません。(うちの数字ではありませんよ)

「支出の中身」

家賃 11.5万円、電気ガス水道 1.4万円
ガソリン代 1万円、駐車場 1.5万円
ネット 0.6万円、スマホ代 1万円
自宅食費 3万円、外食 2万円
お小遣い 3万円、保険 2万円
学習塾 2万円、習い事 1万円
雑貨1万円、趣味2万円
被服費1万円など、合計34万円

この概ね決まった支出に「特別な支出」、例えば今月は外食が多かったとか、旅行に行ったとか、おもちゃを買ったとかを加算すれば大体のことは把握できるはずです。

この「支出」と「収入(お給料の手取り金額)」の差額がプラスなら財産は増えているはずですよね!

それを「財産目録」を作ることで把握しようではないかということです。

財産目録で管理しよう

財産目録とは、被相続人の財産が一覧で判別できるようにした表のことをいい、プラスとなる財産の他に、借金や負債などのマイナスとなる財産もすべて記入しておくことで、相続財産の有無を明確にすることができるものです。

この「財産目録」を生きている我々の個人財産の把握に利用しようということです。

私はこの財産目録を使った管理を、平成14年から今も継続して行っています。

ですから、「私の財産がどのように増減してきたのか」「その大きな要因は何だったのか」までエクセルのグラフで一目で分かるようになっています。

私の人生イベント年表と一緒に。

財産目録の記載方法ですが、私はこんな感じにしています。(うちの数字ではありませんよ)

「資産」

現金10万円、A銀行450万円、B銀行200万円、自己所有マンション3,500万円、C証券300万円、学資ローン50万円、生命保険の解約返戻金40万円、確定拠出型年金50万円

「負債」

住宅ローン3,000万円

「資産4,600万円」▲「負債3,000万円」=1,600万円のプラス財産があるという感じで把握しています。

この合計額が翌月1,400万円になっていたとします。

200万円少なくなりましたよね。

この理由を考えるだけです。

例えば、通常なら毎月10万円貯金できているはずだから10万円増えるはずだけど、今月は車200万円を買って旅行10万円に行ったんだったよね、みたいな感じです。

ざっくりしていますが、1万円単位で概ね把握できていれば問題ないでしょう。

これを月初に前月末現在の数字を拾いに行きます。

財産目録の各数字の拾い方

「拾う」とは、こういうことです。

流れで説明します。

  • STEP.1
    現金
    現金の場合、財布の中身を集計します。
    電子マネーの残高は含めます。
    家賃の前払いがあれば含めます。
    細かいポイント残高などは無視します。
  • STEP.2
    銀行預金
    銀行口座の場合、普段使っている通帳だけ記帳に行きます。
  • STEP.3
    株式等
    証券口座の場合、インターネットで前日の時価評価額がわかりますので、それを使います。
  • STEP.4
    生命保険
    生命保険の解約返戻金も、確定拠出型年金も、インターネットで前日の時価評価額がわかりますので、それを使います。
  • STEP.5
    不動産
    土地や建物は、とりあえず買った時の取得価格のままで構いません。
  • STEP.6
    借金
    住宅ローンは、ローン返済計画表で残高把握できますよ。

これだけでいいのです。

レシートを集めて集計してしなくてもいいんですよ。

簡単でしょ!

応用編:時価評価とは?

ここからは応用になるので、やれる方はやってみてください。

先ほど『証券口座の場合、インターネットで前日の時価評価額がわかりますので、それを使います。』と書きました。

例えば、取得価格100万円で購入した株式が、時価評価額200万円になっていたとします。

含み益は100万円になりますが、これをこのまま売却した場合に概ね20%の税金を引かれます。

ですので、実際にお金として手元に来る金額は180万円となります。

また『土地や建物は、とりあえず買った時の取得価格のままで構いません。』と書きました。

不動産は、通常、買った時の値段より低い値段で売れることが多いと思います。

例えば、同じマンションの同じような間取りで売買事例があれば、その売買金額の方が現実的には近い金額になると思います。

売買事例は把握できなくても、いくらで売りに出されているのかくらいはインターネットで把握できるかもしれません。

本日は、税理士の私が実践している家計管理術について紹介しました。

何事も、継続させるためには「簡単、楽ちん、手間いらず」の3拍子が揃っていることが大事なのではないかと思います。