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税理士がっきー
- お金の安心は金額の大小ではない
- お金の簡単な流れを理解しよう
- 格差の是正を親の代でやりましょう
- 新しいお金を運んでくれる仕組みを持とう
長い人生を考えたとき、仕事や投資に限らず大切なことは、物事の本質を見抜く力を養うことだと考えています。
今回は、私の証券口座の残高推移を15年分お見せしちゃいます!
お金があれば悩みも消えて安心できますか?
私は証券会社や税理士業務でたくさんの方とお仕事をさせていただきました。
いろんな考え方の人がいましたが、多くの方がこう思っていたと感じています。
住宅ローンも完済した!
お金に換算して数千万円、1億円と大きな金額を持っているのに不安で不安でたまらない。
この先どんなことがあるか分からない。
高額な医療費に介護費用
何歳まで生きるか分からない
年金がちゃんともらえるかどうか心配
もう不安で不安で仕方がない
天国にお金は持っていけない。
そんなことは分かっているけど、今あるお金を1円でも減らしたら・・・
こんなことを毎日感じながら暗い顔で預金通帳を見てはため息ばかり。
質素で慎ましやかな生活がベスト。
何歳まで働けるだろうか。
70歳、いや75歳までは働かないと。
いやいや、そうではないと思います。
明るい顔で子供や孫と楽しい生活を送るお年寄りになりましょうよ!
図解!お金の流れ解説フロー
簿記とかね、貸借対照表とか損益計算書とか難しい言葉で説明されてもわからない・・・
キャッシュフローとかもう聞きたくない!
そんなあなたへ、簡単な図をお見せします。
こんなに簡単に「お金の流れを表した図」は、なかなか見ないと思います。
気の利いたファイナンシャルプランナーの説明や、節約や貯蓄に力を入れた書籍ならこんな書き方をしています。
そしてこう続くのです。
確かにその通りだと思います。
しかし、この世の中の仕組みはそう簡単に収入を増やしてはくれません!
一般的なサラリーマンの場合、収入を会社に限りなく100%依存しています。
会社でどれだけ頑張っても、お給料が劇的に増えることはなかったですよね。
毎年1万円、2万円ずつ月給が増えるとか増えないとか。
残業代も出ないし、年俸制でボーナスも出ない。
えっ!早期退職制度ですか!?
子会社出向に会社の身売り。
退職金制度もないし、副業禁止だし。
休日出勤もあるし、単身赴任もある。
満員電車にランチ行列。
子供の顔最近見てないなぁ。
退職したら自分がやりたいことができるはず!
それまで我慢して準備しなきゃ!
いっぱい勉強して、いい大学に入学して、いい会社に就職できた。
お金の心配なんてしないで済む人生の勝ち組!
だったはずなのに…
もう一度見てみましょうか。
この「収入」のところばかりに気が向いてしまっているので、「消費の質」や「資産の質」といったところが全く見えていない。
ここを再認識してみましょうか!
消費の質とは信用貯金や自己投資のこと
消費って、読んで字のごとく「使って消えてなくなる」ものです。
例えば、食事。
甘いものや脂っこいもの、味付けが濃いものが好み。
だって食べたいんだもん!しょうがないじゃん!
見た目にも肥満で、健康診断でも引っかかっています。
睡眠時無呼吸症候群の疑いあり。
最近お付き合いで食べ放題に行ったので、食事制限してみようかな。
糖質制限や腸内環境の改善に興味あり。
あまり無理するとストレスになるので気を付けないとね。
カラダが疲れにくくなってきたし、寝起きの疲れも感じない。
睡眠の質にも食事って影響するんですね。
つまり、健康のための食事へお金を使うことは、自己投資と言い換えることができます。
ただ単に満腹感や食欲を満たすため、食事している時間がないことを理由にしているのと、健康へ配慮しているのとでは、同じ消費でも中身が全く異なります。
家族や同僚、大切な人との食事会
こうした食事会は、ストレス解消にもなります。
人生の幅が広がったり、絆や信用が深まるといった効果があるので、自己投資と言い換えることができるでしょう。
これを図にするとこうなります。
資産の質とは新たなお金を運んできてくれる仕組みのこと
格差社会っていうけど、いろんな格差がありますよね。
貧富格差
教育格差
男女格差
所得格差
資産格差
何でもカンでも格差格差!
親の収入の差によって、子供が通う学校に差がついて、学力差、就職先の差、収入の差へと続く…
自分の子供たちに、自分と同じような人生を歩ませてもよいのだろうかと考えたことありますか?
私は真剣に考えています。
こんな一方通行な人生なんて詰まんない!
ということで、私はお金のことをいっぱい学んできました。
その結果、断言できることがあります!
これこそが格差是正への最短距離
つまり、お金が増える資産への投資こそが、お金の心配をなくす唯一の方法だと気がついたのです。
例えば、不動産投資。
同じ不動産を買うのでも
①自分が住む家を買うのは消費(家賃の支払い)
②収益付き不動産を買うのは投資(不動産賃貸業としての資産の購入)
例えば、資産運用。
①銀行の定期預金に預けておく
②国債や株式で運用し、配当金や株主優待をもらう
この違いは10年後、20年後の何に影響してくるのでしょうか?
ズバリ!
例えば、株式投資の場合。
1,000万円を10%で運用できれば、手取りで80万円になります。
この80万円を毎年再投資し、複利で運用することを考えます。
資金管理をしっかりして、できる限り安全に早期に5,000万円つくることができれば、10%運用で手取り400万円になります。
こんなことが可能なのは、株式投資や不動産賃貸業、そして事業家(企業オーナー)だけだと思います。
これだけの新しいお金の流れがあれば、時間的にも金銭的にも余裕が出て、いろんなことにチャレンジできますよね。
私の証券口座の残高推移です。
こんな風に家計や資金管理をしっかり行うことで、お金の全体像が把握できます。
こうしたことも安心につながりますよね!
この新しいお金の流れがあることが、どれだけ精神的にも金銭的にも安らぎを与えてくれることか!
サラリーマンが失業した時、給料が少しでも減った時の不安感は、このお金の流れが滞ることで感じるストレスです。
ですから、たくさんお金をもらっている人ほど、それなりにお金を使っていたりするので、この不安心理は爆発的に増大します。
ということで、また図を見てみましょう。
本日は、お金の安心は「金額の大小」ではなく「新しいお金の流れ」で決まるについてお話ししました。