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税理士がっきー
- メルカリ(4385)プラス20万円
- ソフトバンク(9434)全て辞退
- ポート(7047)含み損からのセカンダリー投資検討
2018年の当選銘柄は3銘柄でした。
この3銘柄について、IPO投資の損益と投資判断について解説していきます。
2018年6月19日上場 メルカリ(4385)
まず、メルカリという会社、多分ほとんどの方が知っていると思います。
知られている、知名度が高い銘柄であることから、人気化すると判断しました。
しかし、目論見書を読むと、赤字の会社なんですよね。
平成28年6月期の売上高が122億円、経常損失1億円だったのが、平成29年6月期の売上高が220億円、経常損失27億円超となりました。
※連結ベース
これは、増収減益ということなんですが、事業拡大に伴う先行投資によるものと判断できます。
しかし、来期黒字化するイメージは全くありませんでした。
赤字のまま上場できる代表的な市場が「東証マザーズ」なんです。
東証マザーズという市場は、成長が期待されるベンチャー企業に門戸を開いた市場なんです。
成長が期待出来れば、新規公開時に債務超過や赤字決算でも上場が可能なのです!
ということで、以下の通り判断しました。
新規公開時(上場日当日の初値形成時)は人気化するであろうこと
メルカリが6月決算であるということ
→決算発表が8月上旬に行われる
→投資家たちが現実を知り株価が下落トレンド入りする
ということで、上場日当日に初値で売却する方針に決めました。
私の初値予想が4,800円から5,000円でしたので、初値の5,000円で100株売却しました。
ということで、公募価格30万円で購入した株式を50万円で上場日前場で売却したので、確定損益はプラス20万円でした。
IPO投資について詳しく知りたい方は、メルカリ(4385)を例にして、このブログに詳しく書いてあります。
株式投資術!儲かるといわれる新規公開IPOのスケジュールを知っておこう
2018年12月19日上場 ソフトバンク(9434)
調達金額2.6兆円と超超大型IPOでした。
当然ながら、これだけ巨額の投資資金をどうやって吸収するのか?が最大のポイントでしたね。
まして、同業他社比較で割高感がありました。
この辺りは、発行サイドであるソフトバンク側と、販売サイドである証券各社でいろいろ政治的な動きがあったのかもしれません。
とにかく、「売りさばくのに必死の証券会社」が容易に想像できました。
そして、追い打ちの大規模な通信障害!
そして、政府調達から事実上排除されると報じられた中国Huawei製の基地局設備の使用などが悪材料になった可能性も大いにありますよね。
ということで、今回のソフトバンク(9434)について辞退したことは「正しい判断」であったと思います。
今後はもう少し様子を見て、下げ切ったところで「セカンダリー投資」に参戦するかもしれません。
ソフトバンク(9434)のIPO投資についての投資判断のポイントや上場日当日の株価推移については、このブログに詳しく書いてあります。
株式投資術!ソフトバンク(9434)のIPO当選!私が全部辞退した理由とは?
株式投資術!ソフトバンク(9434)のIPO!初値とその後の値動き
2018年12月21日上場 ポート(7047)
感情で参戦してしまった感じがあり、猛烈に反省する結果となりました。
今後はもう少し様子を見て、下げ切ったところで「セカンダリー投資」に参戦するかもしれません。
様子見の期限は今日から6か月間。
この銘柄は3月決算なので、5月中旬までに決算発表することになります。
今期は赤字から黒字へ転換する予想を発表しています。
黒字転換とさらに来期予想に期待しています!
ポート(7047)のIPO投資についての投資判断のポイントや上場日当日の株価推移については、このブログに詳しく書いてあります。
株式投資術!ポート(7047)のIPO当選!私が購入を決めた理由とは?
株式投資術!ポート(7047)のIPO!初値とその後の値動き
本日は、株式投資術!メルカリ、ソフトバンク、ポート、新規上場当選3銘柄の損益発表でした。