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税理士がっきー
- 海外投資家が日本株に弱気姿勢
- 企業業績の見劣り
- 日銀の追加緩和余地が小さい
- 消費増税が予定されている
- こんな時の強い味方”ダブルインバース”
本日は”ダブルインバース”をご紹介します。
モーニングサテライトで、海外投資家が日本株に弱気との報道がされました。
2019年3月13日モーニングサテライトより
13日の株価見通しをJPモルガン証券・阪上亮太氏が解説。日経平均の予想レンジは2万1,350円~2万1,550円。12日に大きく上げているので様子見になりやすく、材料も乏しいため小動きの一日になると予想される。英国議会でEU離脱案が否決されたことは悪材料になるとみられる。注目ポイントは「海外投資家が日本株を買わない理由」。2018年に海外投資家は日本株を大きく売り越し、2019年に入ってからも買い戻しの動きは鈍い。海外投資家が日本株に弱気な理由として「企業業績が見劣り」、「追加緩和の余地が小さい」、「消費増税の予定」の3点を解説。
そして、英国議会でEU離脱案が否決されたことに引き続き、今月29日に迫ったEUからの離脱の延期をEUに求める動議を可決したとの報道がされました。
2019年3月15日モーニングサテライトより
イギリス議会は先ほど、今月29日に迫ったEUからの離脱の延期をEUに求める動議を可決しました。ロンドンから豊島記者の報告です。
【引用元】イギリス議会 EU離脱延期を可決
このように、世界経済が不透明な状況では、いつまた大きな下落相場がやってくるかわからない状況です。
当面注意が必要な状況ですが、緩やかに下降トレンドをたどる可能性もあります。
そもそも、株式投資は「安く買って高く売る」ことで利益を得ています。
下降トレンドの場合、買った値段よりも安くなることが想定されます。
この場合でも、利益を出すことができる金融商品があります。
それが「ダブルインバース」です!
ダブルインバースとは、日経平均株価やTOPIXといった株価指数に対して「2倍の大きさで逆の動きをする」特徴をもつ指数のことです。
わかりやすく説明すると、日経平均株価が1%上昇すると、日経平均株価をインデックスとするダブルインバースは2%下落するという仕組みです。
通常、信用取引で空売りを仕掛けないと、下落相場で利益を得ることはできません。
信用取引は非常にハイリスクハイリターンなので、私は絶対にやりませんし、オススメすることもありません。
しかし、このダブルインバースというのは、通常の株取引と同様に東京証券取引所に上場されているETFという金融商品のひとつなのです。
日経平均株価が下がるのでは?
と思った時に、日経平均ダブルインバース・インデックスETFを購入しておくと、日経平均株価に対する空売りと同様の効果が得られます。
ダブルインバースは株価指数に対する値動きが2倍になるため、レバレッジがかかった取引であることに注意が必要です。
現在、東京証券取引所に上場されているETFで、レバレッジ型、インバース型はこちらになります。
日本取引所グループホームページより
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